雪獅子の裏庭

自作動画の紹介ブログです。動画制作の悲喜こもごもも綴ります。

99%の人は見えない!?

お気に入りの動画『ゆっくり解説』を見ていて

驚きました。

 

www.youtube.com

 

・・・私は3%に入っている!?

 

かどうかはともかく、
実は先日、ある場所で Vrewで動画を作成しているとき、

知人が「背景なんて誰も見ないから、何でもいいんだよ」
と言ったわけです。

それはないでしょ〜?

私は「背景も情報のうち」と思っているから、

 Vrew のAIが選択した背景が気に入らないこともしばしばで、

改めて自分で選び直しています。

その人は、この選び直しがまだるっこしかったよう。

 

背景が何でもいいなら、情報は音からだけしか入らないから、
それじゃ、話に興味がない人は動画見ないでしょ、

と思ったんですけど。

背景が面白いと、それにつられて動画も見て、

音の情報も入れていく・・・

というのが私のパタン。

で、私は内心「この人、おかしいんじゃない?」

と思っていました。

相手も、私が細かく背景選択していることに腹を立て始め

雰囲気は険悪。

 

数日後、ある話から、

その人が色弱だとわかり・・・。

つまり、背景の画像(の色合い)が私とは違う見え方をしていたんだな、と。

 

更に、今回「ゆっくり解説』を見て、

「色」の見え方や「画像」の捉え方が、

その人とは全く違う・・・

ひょっとしたら世界の見え方すら

違うかもしれない、ということに気づき

ちょっと世界がひっくり返ったような衝撃を受けています。

 

例えば、サイケデリクスを試した後の

オルダス・ハクスリー

画家達(例えばゴッホ)の見た色は

本当にそのように世界に現れていた、ということに

気づいたそうです。

 

ちょうど、NHK『アストリッドとラファエル2』の

#2「イレズミ」を見たばかりで

それによると

自閉症スペクトラムの人たちは、印象派の絵が

シミにしか見えないとか。

人によって、そんなに世界の見え方が違うのかと、

本当に驚きました。

学生の頃、

カップの色が黒か紺かで、ある人と喧嘩になり、

私の方がおかしいと言われて悔しい思いをしたけれど、

今になって思えば、

仕方ないことだったわけですね。

その人には、黒にしか見えなかったわけだから。

 

まあ、「背景なんて誰も見ない」と言った人も

逆に私と同じような思いを抱えていたかもしれないと、

同情はしないけど、ちょっとだけ

理解しようかな、と思った日でした。